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2014年7月15日
日立アイ・エヌ・エス・ソフトウェア株式会社

ビッグデータを高速分析し、リアルタイムに可視化
〜日立の高速データアクセス基盤とBIツール「QlikView」を組み合わせて実現〜

日立アイ・エヌ・エス・ソフトウェア株式会社(本社:横浜市、取締役社長:露木 陽介/以下、日立INS)は、BI(Business Intelligence)環境を実現する 「Qlik View」において、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、代表執行役 執行役社長兼COO 東原 敏昭/以下、日立)の高速データアクセス基盤 「Hitachi Advanced Data Binder プラットフォーム*1」に対応し、ビッグデータを短時間で分析し可視化するソリューションの提供を、 2014年8月から開始します。

近年、クラウドの普及やストレージをはじめとしたプラットフォームの技術進展によって、 企業や社会におけるビッグデータ活用のニーズが高まっており、ビッグデータを高速に分析し、表示することが課題となっています。

「Hitachi Advanced Data Binder プラットフォーム」は、画期的な非順序型実行原理*2を採用することにより、 従来の日立製データベースに比べて約100倍の検索性能を実現しています。 このため、データマート(中間集約データベース)の削減が可能となり、データ発生から分析までの時間を大幅に短縮し、 データ利活用を促進します。また、企業のシステム導入コストを低減することも可能となります。

連想型インメモリBIプラットフォーム「QlikView」は、分析者自身の発想や疑問に基づいて分析が行えるセルフサービス型BIです。 QlikTech社が独自開発したインメモリ技術・連想技術により、分析者の要望に即座に対応できる柔軟な分析を実現します。 また、外部データソースと直接連携するDirect Discovery機能により、メモリ容量を超えるビッグデータに対してもQlikViewの柔軟な分析を実現できます。

日立INSは、「Hitachi Advanced Data Binder プラットフォーム」と「QlikView」を組み合わせたシステム検証を行い、 ビッグデータ分析に最適なソリューションを提供することが可能となりました。Hitachi Advanced Data Binder プラットフォームとQlikViewの組み合わせにより、 各業種・業態のお客さまが保有するビッグデータを即座に分析して見やすい形で表示することが可能になります。

たとえばヘルスケア分野では、医療費適正化に向けた分析を、地域単位だけでなく、日本全国から都道府県単位、事業所単位、個人単位まで、 より幅広い範囲の視点で集計や分析を実現できます。また製造業では、従来は一定の期間でしか実現できなかった商品の販売分析を、 より長期間の商品ライフサイクル全体で分析することができます。本ソリューションにより、新しい視点のデータを使った仮説検証を繰り返し、 新たな価値創造につながる気づきを得ることが可能になります。

日立INSは、2009年から「QlikView」の取り扱いを開始し、QlikTech社が認定したエリートパートナーとして、延べ200社以上の導入実績を有しています。 日立INSは、今後、従来以上にBIの分野に注力し、2015年度にビッグデータ関連事業の売上高10億円をめざします。

このたび、クリックテック・ジャパン株式会社 代表取締役社長 村上 智様よりエンドースメントをいただいております。
「クリックテック・ジャパン株式会社は、日立アイ・エヌ・エス・ソフトウェア株式会社が、 当社のBusiness Discovery プラットフォーム製品『QlikView』を活用したビッグデータの分析ソリューションを開発され、提供開始されることを心より歓迎いたします。 今後ビッグデータの分析にQlikViewの適用を更に拡大するに当たり、QlikViewのDirect Discovery機能を用いた、 日立製作所の『Hitachi Advanced Data Binderプラットフォーム』との連携は非常に重要であると認識しております。 当社は、QlikViewの販売を通じ、日立アイ・エヌ・エス・ソフトウェア株式会社と強力なパートナーシップを築いてきました。QlikViewを活用したソリューションの販売に、 日立グループとのパートナーシップが大きな効果を発揮することを、心から期待しております。」

本ソリューションは、2014年7月16日(水)から18日(金)まで東京ビッグサイト(東京・有明)で開催される「国際モダンホスピタルショウ2014」、 および2014年7月29日(火)にロイヤルパークホテル(東京・水天宮)で開催される「Hitachi Platform Solutions World 2014」にて紹介します。

主な用途

  1. ヘルスケア : 検診分析、医療費・疾病分析
  2. 医療機関 : 経営分析、DPC分析(診療行為データ分析)、地域医療分析
  3. 製造・流通 : 経営分析、販売分析、営業分析

ソリューションのイメージ<医療の例>

ソリューションのイメージ<医療の例>

提供開始時期

2014年8月

価格

個別見積もり

日立高速データアクセス基盤 「Hitachi Advanced Data Binder プラットフォーム」

ビッグデータの利活用を目的に、データの検索および分析を高速に行う超高速データベースエンジンと、高信頼で高性能なサーバ、ストレージを組み合わせ、分析のニーズに合った構成で提供するプラットフォームです。
製品紹介URL:http://www.hitachi.co.jp/products/it/bigdata/platform/data-binder/

連想型インメモリBIプラットフォーム「QlikView」

製品紹介URL:http://www.hitachi-ins.com/products/qlikview/index.html

商品・サービスに関するお問い合わせ先

日立INSソフトウェア株式会社
営業本部
〒220-0011
横浜市西区高島1-1-2 横浜三井ビルディング 11階
電話:045-222-6370

*1
内閣府最先端研究開発支援プログラム「超巨大データベース時代に向けた最高速データベースエンジンの開発と当該エンジンを核とする戦略的社会サービスの実証・評価」 (中心研究者:喜連川優 東大生研教授/国立情報学研究所所長)の成果を利用
*2
喜連川 優 東大生研教授/国立情報学研究所所長・合田 和生 東大生研特任准教授が考案した実行原理