
顧客向け
システム運用サービス
導入プロジェクト
ー社員8,000名以上が利用する大規模社内システムの
運用を支える、やりがいある仕事。ー
プロジェクト概要
全国の顧客職員が使う社内システムの運用を、わずか3カ月で新しい体制に切り替えるプロジェクト。遠隔地の拠点や専門スタッフの力を生かし、スムーズで安心できるサポート体制を構築。現場の声に耳を傾けながら、柔軟に対応することで信頼を得た。ステークホルダーとの連携を重視したプロジェクト運営で高評価を獲得。社内表彰で「最優秀賞」として認められ、次世代の運用支援モデルとして注目されている。
- 分野
- システム運用サービス
- プロジェクト期間
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引き継ぎ期間:2022年11月~2023年1月運用期間 :2023年2月~2027年2月
- 要員数(ピーク時)
- プロジェクト全体:30名
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K.U.
1999年入社
経営工学科卒 -
T.S.
2010年入社
数理電子情報系専攻卒 -
T.O.
2008年入社
情報工学科卒 -
N.K.
2024年入社
情報コミュニケーション学科卒
徹底したヒアリングから
はじまった入札案件
利用者1万人を超える社内システムの運用支援とヘルプデスクの運営。この大規模な入札案件に参画したのは、うちを含めて全4社でした。
いずれもシステムのエキスパートで、どのような提案をしてくるかは未知数。そんな中、まずは提案に向けて担当営業と一緒にクライアントのもとを訪れ、抱えている課題感や要望などを徹底的にヒアリングしました。その上で、どういった体制で臨むべきか、そして何より自社とクライアントのwin-winの関係をどうやって築きあげるか。そんな議論を社内で交わし、プロジェクトがスタートしました。

東京と沖縄、
距離を越えた連携がカギに
今回のプロジェクトでは、技術面だけでなく価格面も重視されていました。技術面としてはITシステム運用をトータルサポートできる「OpeLightサービス」があり、高効率で高品質なシステムを提案できる自負があったため、価格面での提案性を模索。その結果、グループ会社の「沖縄日立ネットワークシステムズ株式会社」をヘルプデスクとして起用することに。運用作業を効率化しつつ、コストも抑える手段としては有効でしたが、連携自体が初の試みで、東京と沖縄という物理的な距離もあり、当初は不安が拭えませんでした。
沖縄へ飛ぼう。そう決めたメンバーはさっそく現地へ向かい、膝を突き合わせて議論を重ねました。話を重ねるうちにお互いの理解が深まり、ヘルプデスクとしてのプロフェッショナル性にも触れることができ、不安は自然と消えていきました。

「想定外」を
乗り越えるメンバーの力
メンバー全員が力を合わせた結果、案件を見事に受注。ただし、本当の戦いはここからでした。
これまではクライアントの子会社がシステム運用やヘルプデスク運用を担っていたため暗黙知の部分も多く、限られた時間の中でどこまで情報をキャッチアップできるのか。これが最大の課題でした。
密に連携しながら進めていったものの、やはり恐れていた事態が発生。引き継げていなかった項目が途中で発覚し、緊急対応が必要になったのです。普通なら焦ってしまい、すぐには対応できない状況でしたが、沖縄のメンバーも含めて全員が一丸となって対応にあたり、即リカバリーすることができました。
また、来月には全体ルールの合意が必要というタイミングで、クライアントから数多くの要望や指摘事項をいただいたことも。この時も各メンバーが専門性を発揮しながら、短期間で要望事項をすべてクリアし、さらなる品質の向上を実現できました。

これからも、
より多くの信頼につなげるために
そして、いよいよサービス開始の時。最初の2週間は沖縄とクライアント先にメンバーが常駐し、何かあった時に備えることに。そのおかげもあって、ちょっとした疑問やトラブルはすぐに解決でき、万全の状態でスタートを切ることができました。
クライアントからも「こちらの要望に応えながらトラブルも乗り越えて、最後までよく食らいついて来てくれた」と高く評価いただき、現場メンバー全員で喜びを分かち合いました。今後はAIを活用しながら新たな機能や製品の開発にも取り組み、さらなる「高効率で低価格」の実現をめざし、より多くの信頼を獲得していきたいと思います。


