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官公庁関連業務の
デジタル化プロジェクト

ー社会の安心と公正を支える業務に、
技術の力で貢献するやりがいある仕事。ー

プロジェクト概要

官公庁関連業務の効率化をめざし、複数のシステムを統合し、紙ベースの手続きをデジタル化するプロジェクトです。全国で20,000人以上のユーザーが利用することを想定した大規模な取り組みであり、社会的にも高い意義を持っています。業務の流れや現場の課題を丁寧にヒアリングしながら、お客さまと密に連携。使いやすさと運用性に配慮したシステム設計を行いました。社長直下の体制で精鋭メンバーが集結し、会社としても力を入れて推進。リリース後は安定稼働を達成し、高い評価を得ています。

分野
システムインテグレーション
プロジェクト期間
2022年4月1日~2025年3月31日
要員数(ピーク時)
プロジェクト全体:140名

Project Member

  • K.U.さんの写真
    K.S.

    2013年入社 
    組み込み
    ソフトウェア工学卒

  • T.S.さんの写真
    A.I.

    2021年入社 
    電気電子情報
    工学科卒

  • T.O.さんの写真
    F.M.

    2022年入社 
    情報科学科卒

官公庁DXの最前線で、
複数システムの統合に挑む

公的機関の手続きのデジタル化に向けた、業務効率化アプリの開発という一大プロジェクト。社会的意義が非常に大きく、利用対象者も幅広い本案件は、その重要度に比例して難易度も高く、まさに苦難の連続でした。

最大のネックは、すでに存在する複数のシステムを統合し、一元管理できるようにしなければいけなかったこと。既存と新規の領域が入り混じり、要件確認・基本設計が類を見ないほど複雑になりました。クライアントの要望事項をヒアリングして、どんな画面や仕様にするのか決めていく過程自体も複雑で、公共分野の奥深い世界に迷い込むこともしばしばありました。

プロジェクトストーリーの写真

めざす未来と進まぬ現実の間で

要件確認・基本設計の質は、できあがるシステムの品質を大きく左右します。要件確認・基本設計がしっかりしていれば、開発の方向性が明確になり、開発効率が向上し、最終的なシステム品質も高まるからです。

しかし、プロジェクト開始当時は公共分野の中でも特殊な専門領域に明るいメンバーが限られていたため、要件確認・基本設計が甘くなってしまい、開発途中で手戻りが発生したり、想定外のバグが発生することも。その結果、リリース時期を後ろ倒しにせざるを得ず、もうこれ以上は後戻りできない状況でメンバーは開発にあたっていました。

紙ベースの手続きをデジタル化することは、申請する側としては無駄が省かれ、受理する側も事務処理の負担が軽減されるため、誰にとっても歓迎すべき未来が待っています。しかし、いくらめざすべき未来像が明確でも、そこへ辿り着くための道は果てしなく遠く感じられました。

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精鋭の集結と
プロジェクトの再始動

プロジェクトを立て直すべく、既に対応している精鋭に加え、さらに各所から精鋭を集めて、リリースに向けて一丸となって対応していきました。

適材適所に人材を配置し、業務の適切な分担を行い、積極的にコミュニケーションをはかることで、事態は少しずつ好転。

クライアントも非常に協力的で、総合テスト時にオフィスに来てくださることもあり、おかげで密な連携ができるように。プロジェクトチームの熱量はどんどん高まり、それに呼応するように開発の質もスピードもあがっていきました。

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苦難を力に変え、
また新たな挑戦へ

無事にリリースされ、大きな障害もなく安定稼働していることを確認した時は、メンバー全員が安堵と喜びの気持ちでいっぱいになりました。紆余曲折はあったもののクライアントからも評価いただき、苦楽を共にした分、関係者全員といい関係を築くことができました。本プロジェクトを通して業務有識者も増え、得られた知識や経験をもとに保守運用フェーズも密に連携しながら推進できています。

要件確認・基本設計から開発、保守まで、一連の業務に携われるだけでも大きな糧になりますが、これほどの苦難を乗り越えたプロジェクトメンバーは、かけがえのない経験を手に入れたと言えるでしょう。若手も中堅もチームリーダーも、全員が大きなやりがいと成長を感じられた稀有なプロジェクト。失敗を次の挑戦へとつなげ、また新たなシステム開発へと全員が歩みを進めています。

プロジェクトストーリーの写真 プロジェクトストーリーの写真
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