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2023年度 日立みらい
イノベータープログラム

「日立みらいイノベータープログラム」とは

プログラムの案内
プログラムの案内

「日立みらいイノベータープログラム」とは、日立財団が「理工系人財育成支援事業」の一環として2016年に開発した、課題解決型学習プログラムです。これからの理工系人財に求められる資質(探求心、主体性、チャレンジ精神、創造性)と能力(問題発見・課題解決力)を ”未来をイノベートする力” と定義し、この力を育成することをめざしています。

本プログラムは小学校5年生を対象とし、4カ月で約14時間の授業を行います(内、出張授業4回)。児童は「理想の学校」をテーマに自分たちで設定した課題にグループで協働しながら取り組むことで、”未来をイノベートする力” を身に付けていきます。日立グループ社員は講師(みらいサポーター)として参加し、イノベーションの重要性を伝えながらアドバイスすることで児童の学びをサポートします。本取り組みは、2016年度から現在まで18校・42クラスで実施され、計1,410名の児童が体験しています。

プログラムの構成

フェーズ1(スキルトレーニング) フェーズ2(探求学習)
「理想の学校づくり」に向けた企画を行う
授業回数 6回(約1.5カ月) 8回 (約2.5カ月)
内容 学校のリーダーとして、学校をより良く変えるために必要なスキルをトレーニングします。
  • 導入
  • 動機付け(出張授業1回目)
  • 専用教材を使用したスキルトレーニング
理想の学校づくりをテーマに自分たちで見つけた課題を設定、グループで探究学習に取り組みます。
  • 課題設定(出張授業2回目)
  • 情報収集
  • 整理・分析
  • 企画作成
  • 中間発表(出張授業3回目)
  • 企画再考
  • 最終発表(出張授業4回目)
  • ふりかえり

笹目小学校 出張授業の様子

2023年10月3日(火曜日)、笹目小学校において児童たちが取り組みの成果を発表する最後の出張授業が行われました。当日は、1クラス5班×2クラス=計10班がそれぞれ理想とする学校のイメージと現状の課題、ギャップを埋める施策、評価、今後の計画について発表しました。

理想の学校のイメージは、他学年との交流などコミュニケーションに関するもの、校舎・遊具など設備面に関するもののほか、「残飯が0の学校」「不審者が来ない安全な学校」「階段を楽しく上り下りできる学校」など実にさまざま。課題解決に向けて、校内アンケートはもちろんのこと、警察官や調理師さんへのヒアリングまで行われていました。

児童が制作した正門アート
児童が制作した正門アート
残飯を減らすメニューを考案
残飯を減らすメニューを考案
美術館のような学校をめざしキャップアートを制作
美術館のような学校をめざしキャップアートを制作
他学年とも交流できる楽しい外遊びを考案
他学年とも交流できる楽しい外遊びを考案
階段の上り下りを楽しめるよう掲示物を工夫
階段の上り下りを楽しめるよう掲示物を工夫

全ての発表が終わった後は、講師がこれまでの児童の成長を評価し、今後も問題発見・課題解決の視点を持ち続け、成長し続けることができるよう応援メッセージを送りました。また、受講の証として日立財団より児童全員に修了書・SDGsバッジを贈呈しました。

講師から児童へピッコロ演奏をプレゼント
講師から児童へピッコロ演奏をプレゼント
日立財団の理事長が修了書・SDGsバッジを贈呈
日立財団の理事長が修了書・SDGsバッジを贈呈

今後も当社は、「人づくり」「環境」「地域貢献」の重点分野において、事業活動と関連した社会貢献活動、および従業員ボランティア・慈善活動などの取り組みを強化し、社会との双方向なコミュニケーションを推進してまいります。