操作性の高いCMSの導入により、ページレイアウトを統一しマルチデバイスにも対応。
円滑な情報発信に加え、大規模災害発生時に向けた災害サイトへの切替準備も進む。
国内有数の観光地である那覇市にとって、市民はもとより、観光客なども含めた多様な閲覧者への円滑な情報発信が不可欠となっている中、Webアクセシビリティ対応・災害発生時における緊急対応なども課題となっていました。
そこで、那覇市様は2019年3月にホームページをリニューアルし、操作性の高いCMSを導入したことで、サイト全体のページレイアウトの統一、マルチデバイスへの最適化など円滑な情報発信を実現しています。またリニューアル公開後も、災害時に備えたコンテンツの切替準備など、サイト運営に関する継続的な施策に取り組んでいます。
課題
効果
秘書広報課 主幹 古堅 大輔様
以前のCMSは8年ほど利用していたのですが、HTMLの知識がないと更新が難しい仕様で、レイアウトや色なども自由に変更できてしまい、各課の職員が作成した統一感のないページがそのまま公開されている状態でした。また組織ごとの情報構成となっており、利用者にとっては情報にたどり着きにくいサイトだったと思います。
また、近年利用率の高まっているスマートフォンやタブレットに最適化されておらず、非常に使いづらいものでした。Webアクセシビリティの重要性に関する職員の理解も低かったと思います。
秘書広報課 主任主事 比嘉 悠人様
職員が特別に意識しなくても、JIS規格に沿ったWebアクセシビリティ品質の高いコンテンツを公開・運用できることは必須だと考えていました。また大規模災害時の緊急用コンテンツへの切替機能も、システム選定における重要なポイントであり、御社を選定した決め手となりました。
那覇市トップページ
職員から、HTMLの知識がなくても更新できることはもちろん、「CMSがとても使いやすい」という声が多く聞かれます。直感的に操作できるところが非常に魅力的ですね。
レスポンシブデザインの採用により、一つのコンテンツを作成するだけで、スマートフォンやタブレットに対応したレイアウトにしてくれるのはありがたいですし、利用者からも大変好評です。
今回導入した「4Uweb/CMS」はサイト全体のページレイアウトを統一することができるので、Webアクセシビリティ品質も維持できます。リニューアル後も定期的にWebアクセシビリティ研修を実施しているので、職員にもその重要性を理解してもらえるようになり、円滑な情報発信・効率的なサイト管理が実現できています。
また、シンプルながらも沖縄・那覇らしさを表現したかったので、沖縄の伝統工芸「紅型」のモチーフを背景にあしらったデザインは大変気に入っています。市庁舎やシーサー、首里城などのフッターのイラストもさりげなく、県都・那覇市の風格・魅力をアピールできていると感じています。
さらに、昨年(2019年)秋の自治体Webサイト管理者研修会では、御社から災害時のサイト運用における提案や、各自治体での取り組み状況を直接伺うことができ、大変勉強になりました。那覇市では毎年夏になると台風被害が生じるため、簡易的な災害情報の掲載実績はありましたが、大規模災害発生時向けの災害サイトへの切替はまだ行ったことがありません。今後、防災訓練でのWeb更新や、あらかじめ被害が想定される場合の災害サイトへの事前切替など、さまざまな準備を進めていきたいと考えています。
利用者からのニーズの高い子育て関連のコンテンツや観光情報など、目的の情報にたどりつきやすくなるよう、各課と協議を重ね、カテゴリー分けや導線を工夫したいと考えています。各課が情報を一番よく理解していますので、今後も市一丸となって、継続的な改善施策に取り組みたいと思います。
[2020年2月取材]
沖縄県の県都・那覇市は、海外交易の拠点として「琉球王国」文化が華ひらいた街として知られています。先の大戦では焦土と化しましたが、1972年の日本復帰を経て、人口32万人余を有する大都市へと発展しました。
市民との協働のまちづくりや次代を担う子どもたちの育成を中心とした諸施策を展開し、風格ある県都としての新たな那覇市をめざしています。
2021年に市制施行100周年を迎えます。記念すべき節目をさらなる市勢発展の契機とし、いつまでも愛着と誇りを持って暮らし続けられる、笑顔広がる元気なまち「なは」の実現につなげます。
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