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取り組み方針

当社は、公共、社会、金融、産業、ヘルスケアなど、社会全般の分野においてお客さまの夢をともに実現するデジタルソリューションを提供します。そのため、取り扱う製品・サービスに関して信頼性や正確性はもとより、お客さまに満足いただける品質を追求していく必要があります。
 
そこで当社は、長年蓄積したノウハウや技術力、人財力と、ISO9001に準拠した品質マネジメントシステム(QMS)活動をベースに、品質保証の仕組みを構築して継続的に改善するとともに、ナレッジの活用・共有をも推進しています。こうした取り組みを通じて、お客さまに満足と感動をもたらす、安心・安全な製品・サービスをグループ一丸となって創造していきます。

品質方針

ISO9001認証取得状況

株式会社日立社会情報サービスおよび沖縄日立ネットワークシステムズ株式会社は、品質マネジメントシステム(QMS)を構築し、国際規格であるISO9001の認証を取得しています。

登録番号 :JQA-QM3303
登録日  :1999年4月23日
登録更新日:2023年3月1日
有効期限 :2026年2月28日
認証基準 :ISO 9001:2015(JIS Q 9001:2015)

登録活動範囲

株式会社日立社会情報サービス:
・顧客要求事項に基づくソフトウェアおよびパッケージソフトウェアの設計・開発、製造、提供およびサービス提供のためのSE作業
沖縄日立ネットワークシステムズ株式会社:
・顧客要求事項に基づくソフトウェアおよびパッケージソフトウェアの設計・開発、製造、提供

登録事業所・関連事業所

(1) 登録事業所
   株式会社日立社会情報サービス 本社
(2) 関連事業所
   沖縄日立ネットワークシステムズ株式会社 本社
   沖縄日立ネットワークシステムズ株式会社 嘉手納開発センター
   株式会社日立社会情報サービス 三鷹事業所
   株式会社日立社会情報サービス 阿佐ヶ谷事業所

推進体制

当社では、取締役社長をQMS経営責任者とした下記体制にて品質保証活動を推進しています。


品質マネジメントシステム推進体制図

品質保証活動

当社では、お客さまに製品・サービスを安心・安全に使っていただけるように、全社をあげて品質の作り込み活動(品質保証活動)を実施しています。組織、品質システム、人財開発の3つの方向から品質保証活動を推進し、お客さま満足度の向上に努めています。


品質保証活動の概念図

品質システム

優れた製品は、優れた製品開発プロセス(品質システム)により開発されます。 当社では、ISO9001(品質保証の国際規格)に準拠した品質システムを構築し、維持・改善することで、品質の良い製品の開発に努めています。

組織

昨今、医療品、食料品などの安全性が社会問題化しているところからもわかる通り、お客さまの立場・視点で製品の品質を確認するために、専門部門としての検査部門の存在が必須です。 当社では、設立当初から、お客さまの立場に立った品質保証を行い、お客さま満足度の向上に努めています。

人財開発

組織、品質システムによりお客さまの満足度向上に努めても、人の品質(技術力)が悪ければ、製品の品質は良くなりません。 当社では、社員が必要な技術力を持てるように、お客さまのニーズに適した教育を計画、実施しています。

品質保証活動

当社は、お客さまに満足いただける製品・サービスを提供するため、以下の品質保証活動を推進しています。
 
1つ目は、設計・運用部署が自社の規格に沿って品質を確保し、情報システムの商品企画から設計、プログラミング、テスト、出荷後の保守活動にいたる全工程にわたって、長年のソフトウェア開発で培った品質管理技術を生かし、工程ごとに評価および改善要求を行う「品質を作り込む活動」です。2つ目が、専門組織である品質保証本部も参画して、開発から運用における「プロセスの妥当性を検証する活動」です。
 
このほかにも、品質保証活動の徹底と効率化に向けて、障害対応支援、品質保証技術・ツールの開発、システムの設計や検査の強化、定期点検の継続、ライフサイクルを通した品質確保策の推進などに取り組んでいます。


品質保証活動の概要

各工程における取り組み
工程管理 各工程の品質および進捗を管理し、お客さまへの製品提供を確実にします。
デザインレビュー デザインレビューを実施し、システム構築、処理方式上の問題点の摘出および改善要求を行い、上流工程での品質の作り込みを図っています。
ドキュメント評価 設計ドキュメントの評価を実施し、問題点の摘出および改善要求を行うことで、上流工程での品質の作り込みを図っています。
チェックリスト評価 プログラムチェックリスト、システムチェックリストなどの作成工程においてチェックリストの十分性の評価、不良摘出の観点をアドバイスし、改善要求を行っています。
プログラム評価 開発中のシステムについてサンプリング検査を行い、システム全体の品質レベルを推定し、品質改善要求を行っています。
保守 商品に対するクレーム受付時、問題点が業務およびシステムに与える影響を最優先で分析し、修正案の検討/レビュー/改修をスピーディーに行っています。

具体的な施策

品質ナレッジの共有・活用

当社では、事故や障害の撲滅・再発防止を目的として、反省会、品質マインドの醸成教育などを実施しています。事故情報や反省会の結果はナレッジ情報として事故管理DB、社内サーバーに格納し、eラーニングの教材に活用したり、従業員向け事故情報の発信に活用したりして、製品・サービスの品質改善につなげています。

重要事故の撲滅

当社では、社外事故の中でも特にお客さま業務への影響度が高く、その発生要因が深刻で、社会的な影響が極めて大きい事故を「重要事故」と位置付け、対策を講じています。

万が一重要事故が発生した場合は、お客さま業務への影響を最小限にすることと併せて、一刻も早く事故を収束させるために、関係部署が一丸となり復旧活動に対応します。また、事故撲滅を目的とした定期的な全社活動を実施しています。

基本動作不順守による保守作業起因事故の撲滅

危険予知ミーティングの未実施など、保守員としての基本動作不足による事故をなくすために、現場でのプロセスの見直しや標準化、危険予知/予防(KY)プロセスの見直しと標準化を進めています。さらに事故の再発防止策を全社に展開するとともに、定着度測定プロセスのeラーニングを構築・運用しています。

「日立の落穂精神」の実践

「落穂の精神」とは、日立製作所が創業当時から大事にしてきたもので、「進んで自分の身を責め、自分の中に反省を見出すこと」を意味します。日立グループにも受け継がれており、当社も、高品質な製品・サービスをお客さまに提供するために、他人を非難するのではなく、お客さま視点で謙虚に自分が反省するという姿勢で業務に取り組む、という考えを重視しています。

お客さま満足度向上への取り組み

取り組み方針

当社は、日立グループのITソリューションを担う企業として、デジタル技術とお客さまとの協創によりデジタルソリューションを提供することで、お客さまの3つの価値(経済価値、社会価値、環境価値)を高め、持続可能な社会の実現とQuality of Life の向上に取り組んでいます。

取り組み内容

当社は、「お客さまからの声」をさまざまな接点で継続的にとらえて、タイムリーに事業運営に反映させる活動を推進していますが、その一環として、年1回のお客さま満足度調査を実施しています。

この結果はマーケット状況の調査内容などとも合わせて経営会議に報告されるとともに、関連の事業領域とも個々に共有されており、お客さま満足度向上に向けた活動のPDCAサイクルを回しています。

お客さまとのコミュニケーション窓口としては、個人・法人のお客さま別、製品別に各種お問い合わせ窓口を設け、ご相談・ご意見・ご要望を伺っています。