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セルフサービス型BIプラットフォーム「Qlik Sense Enterprise」に関する資料請求やご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

※本事例は、インメモリ型BIプラットフォーム「QlikView」の導入事例になります。

目標は、経営者も個々の営業も、見たい時に見たい情報をさまざまな視点で見られる環境の構築。
決め手は、処理速度と柔軟な分析機能でした。

世界に先駆けて中古車のTVオークションを実現して以来、時代に即した通信技術で、花きやブランド品などさまざまな分野へオークション事業を展開し続けているオークネット。日々蓄積される膨大かつ多様なデータを活かした意思決定の迅速化を、「QlikView」の高速処理と柔軟な分析機能が支えている。

導入前の課題

全社的なデータ活用、新たなサービス展開に向けて、既存のBIツールの処理能力、編集機能が不足していた

事業戦略室 データマイニングチーム 児島正道 氏

いかに情報を分析し、いかにそれを活用するかが鍵となるオークション業界。
オークネットでは、経営や事業の“見える化”を推進するなかで、独自のデータ分析に基づいた中古車の価格相場情報の創出や、オークション取引情報を応用した営業支援体制の構築が急務だった。
従来から、業務ごとのBIツールは導入していたが、一番の課題はその処理能力とスピード。 児島氏によると「例えば、相場情報のアルゴリズムをつくるために実データを使用して分析を行う場合、データは800万件あるにもかかわらず、従来使用していた分析ツールでは10万件が限界で、しかも分析に1か月はかかっていた」という。

一方、全社的なデータ分析を担うBIツールに対する課題は、操作性などの問題から限られた利用者にしか使えなかったことと、社内の基幹システムから受ける大量のデータを処理するスピードの遅さ。 さらには、グラフの集計表示が難しいなど、レポーティング機能にも不満を抱えていた。

導入までのプロセスおよび理由

価格相場情報サービス向けに導入を決定、さらにBIツールとしても採用を検討

価格相場情報に関する分析を担当していた児島氏は、処理能力向上を図るために新たな分析ツールの選定を進めていた。 そこで候補にあがったのが「QlikView」。
他社ツールとの比較検討を行い、実データ30万件の分析を評価版で試していただいたうえで導入決定に至った。 また、その評価段階で、処理能力の高さに加えてプレゼンテーション機能や表示画面の一覧性の良さを確認できたことで、 全社的な営業データの分析と活用にも有効ではないかとの評価をいただき、BIツールとしての段階的な導入にもつながった。

日立INSの「QlikView」を総合的に評価したポイント

日立INSの「QlikView」を総合的に評価したポイント
問い合わせへのレスポンスの早さ 「QlikView」の情報を集めたうえでその導入について問い合わせたところ、他社の営業と比べ、レスポンスが素早かった。またその後の評価期間では、日立INSの豊富なノウハウと迅速な対応で安心して評価ができた。
じっくり検討できた評価期間の長さ 他社ツールは評価期間が短かったが、「QlikView」にはそのような制約がなく、4か月にわたって実データの処理を行いながら処理能力や操作性を納得いくまで確認できた。
データの2次利用、3次利用が可能な応用性 当初は、価格相場情報のためのアルゴリズムを検証する際の処理能力を重視していたが、それに加えて分析したデータを、経営分析や会員様分析などに幅広く活用できることを確認、全社的なBIツールとしての検討にもつながった。

導入の効果

作業時間の短縮に加えて、画面の集計内容変更時の表示速度が好評

株式会社オークネット・セールスアンドサポート 営業推進室ア シスタント・マネージャー 粟津裕行 氏

全社的なBIツールとしての導入を担当した粟津氏によれば、「これまで全国8支社のデータ集計に8時間近く かかっていたのが、約30分でできています」とのこと。感覚的には10分の1くらいの短縮化が図れたという。
また、処理スピード以外で効果を実感しているのは、集計内容の変更にその場で対応できる柔軟性とレスポンスの 速さ。これは「QlikView」の「連想技術」という機能で、画面やレポートで気になる数値がある場合、事前に準備 していなくてもその場でデータを掘り下げて表示できるというもの。これによって、例えば用意していた売り上げ 動向に対して地域別に知りたい、車種別に知りたい、会員様別に知りたいといった要望を受けても、その場で 回答できるようになり、意思決定の迅速化にも貢献しているという。

今後の展望や期待

会員様情報の“見える化”を、支社長レベルから営業全員へ

取締役 副社長執行役員山内良信 氏

「現在は、会員様を軸に取引情報、営業の活動履歴、オークションの取引実績などを集結して、一画面で見られるようにして支社に配信。各営業支社長に、動向を把握してもらっています」と粟津氏。
同時に、週間と月間でレポートを作成し「今までの環境では時間的に不可能だった“見える化”を図っています」という。

また、「将来的には、このデータを営業全員が活用できるようにしたい」と、今後の展望を説明してくれたのは山内氏。「営業にはすでにタブレット端末を配っていますが、まだデータの分析結果が見える環境にはなっていません。これからは、営業が最新情報を持ち歩けるようにして、お客様がそれを楽しみに待っているような関係をつくりたい」とのこと。その実現のために「当面の課題は、誰もが簡単に取り扱えるようにする研修体制の確立。日立INSには、入門用マニュアルの充実をお願いしたいですね。そのうえで、『QlikView』が全社的なデータ活用の窓口になってくれたらと考えています」と、要望とともに期待を語ってくれた。

会社情報

aucetロゴ

株式会社オークネット様の会社情報

社名

株式会社オークネット

本社所在地

東京都港区北青山二丁目5番8号

創立

1982年3月1日

資本金

4,044,500,000円 (2014年1月1日現在)

ホームページ http://www.aucnet.co.jp/(新規ウィンドウで表示)

※リーフレットは現在準備中です。

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日立INSソフトウェア株式会社は2018年4月より、株式会社日立社会情報サービスに社名を変更しました。
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本事例中の「日立INS」は、日立INSソフトウェア株式会社を略称として表記したものです。
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本事例中に記載の内容はインタビュー当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。

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