迅速に取り出せてこそ、生きたアーカイブに。
リスクマネジメントに即応できるメール管理体制を実現。
国内100か所以上の拠点に、約13,000メールアカウントを持つブリヂストングループ。そこで送受信されるすべてのメールを保存し、要請に応じて素早く抽出・参照できる管理体制を「WISE Audit」によって構築しました。その管理を担当するブリヂストンソフトウェア株式会社様の皆さまに、導入までの経緯と、運用後の感想をお聞きしました。
下田 完司 氏
株式会社ブリヂストンでは12年前に、社内のIT化を図るプロジェクトを立ち上げ、社員1人にPC1台という業務環境を整えていました。それと並行して、メールの保存管理のシステム化も進めてきましたが、セキュリティやコンプライアンスへの関心が高まるにつれ、ただ保存しておくだけでなく、必要なときに必要なメールを抽出して参照できる環境の確立が求められてきました。そこで、従来システムでシミュレーションを行ったところ、抽出作業には5〜6人がかりでも約1週間かかることが分かりました。こうした状況への解決策として、検索機能を重視した新たなメール管理システムの必要性を感じ、日立INSからの提案を受けて「WISE Audit」の導入を決定しました。
上野 謙一郎 氏
「WISE Audit」の導入により、バックアップのための保存が主目的であった従来のメールアーカイブシステムとは違い、必要なメールを素早く抽出することが可能になりました。私たちの部署にメールの抽出依頼が来るときは、証拠となるメールの確認など迅速な対応を要求されることが想定されるので、こうした体制を確立できたことに満足しています。また、検索条件に該当するメールをまとめて参照できる機能などによって、現場からのメール検索の依頼にも効率的に対応できるようになりました。
鶴田 和弘 氏
【導入効果1】メール抽出時間を大幅に短縮
導入前のシミュレーションでは、従来システムでおよそ560時間(6人×1週間)かかった抽出作業を、1人が約5時間で完了。大幅な短縮効果を実証しました。
【導入効果2】さまざまな条件での検索が可能に
送受信の期間やメールアドレスなどから検索するだけでなく、文中のキーワード検索機能などにより、ホームページを探すような要領でメールを探し出せます。
【導入効果3】機能、容量とも柔軟な拡張性を装備
例えば容量的には、1年に25パーセントずつメールが増加すると想定して今後5年間は保存できるように、また、メールアカウントが2万人を超えても対応できるシステムとしています。
渡部 大輔 氏
製造業である当社では、設計図面や試作品の写真など機密性が高く、大容量のデータがメールで送受信されます。また、国内外の拠点を結ぶコミュニケーション基盤として、メールの果たす役割は今後ますます重要になると考えています。「WISE Audit」の導入に際しても、こうした状況を見据えてシステムを構築してもらいました。運用後のサービス対応も含めて、状況の変化への柔軟な対応と拡張性にも期待しています。
WISE Audit サーバ | 4台(フィルタ・アーカイブサーバ共存) |
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平均メール流量 | 1日27万通 |
対象アカウント数 | 約13,000人 |
アーカイブ対象 | 社外⇔社内、社内⇔社内で送受信する全メール |
メールアーカイブ&フィルタ「WISE Audit」の詳しいご案内やお見積もり、ご質問・ご相談やカタログの請求などございましたら、お気軽にお問い合わせください。